2008年4月29日火曜日

ハーバード流交渉術、読了

ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)
ロジャー フィッシャー ウィリアム ユーリー 金山 宣夫 浅井 和子
三笠書房
売り上げランキング: 1241
おすすめ度の平均: 4.5
5 立場に固執せず、問題を解決する
3 華麗なる参考書
2 実用では使えません。しかし、読み物としては面白いかも。
1 交渉術も、本書も、期待はずれでした…。
5 アメリカの弁護士は、判例から判決理由と傍論を分け、原則をさがすのが仕事だ


ハーバード大学交渉学研究所のメイン・スタッフが開発・構築した交渉術の決定版を全て公開。「相手のほうが強いとき」「相手が話に乗ってこないとき」「相手が汚ない手口を使ってきたとき」でも、その上をいく画期的な、この方法を会得したあなたの交渉力は飛躍的に向上。


最近、社外で交渉役を担当することも増えました。いち技術者としてだけの役割に固執することなくいろんなことにチャレンジしなくてはと思っていることもあり、「交渉」について勉強しました。

「交渉」というと「押してだめなら、」的な方法論(駆け引き型交渉と呼ばれていました)しか頭にありませんでしたが、この本で紹介されているのは、「原則立脚型交渉(principled negotiation)」です。

簡単に説明すると、「交渉者の立場にとらわれることなく、常に「利害」に焦点を合わせる」方法論です。「結論として」の項に記述されていましたが、この本に書かれていることはどれも「当たり前」のことばかりです。だからこそシンプルで、強力なツールになりえると感じました。

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