記事を全部引越ししました。今後は以下のアドレスです。
Makoto Shuto's Blog
2010年5月19日水曜日
2010年5月6日木曜日
読書日記 2010-030 [★★☆☆☆]facebook
ベン・メズリック
青志社
売り上げランキング: 2166
青志社
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おすすめ度の平均: 
facebook(初期はthe facebook)立ち上がり時期のストーリーです。ちなみに、マーク・ザッカーバーグへの取材はすべて断られているので、真偽のほどは微妙です。
デヴィッド・フィンチャー監督の映画化が進んでいるそうです。
facebookとは何かとか、facebookはどうやって使うのか的な内容は一切ありませんし、ビジネス的な解説もまったくありません。読みたいと思っていた内容とは少し違いましたが、面白かったです。特に、ハイテクベンチャーの立ち上がり期のスピード感はなんとなく感じることができました。
起業において最も重要なのは、創業者のエネルギーと野心なのだ。起業に挑み、本当に成功したいと思えば、プロジェクトに人生のすべてを賭ける必要がある。呼吸の一つ一つまでがプロジェクトのため、という状態にならなくてはいけない。それも毎日、一日中だ。
この感覚!
それにしても、facebookは面白いサービスです。
2010年4月30日金曜日
読書日記 2010-029 [★★★★☆]ビジネス・ツイッター 世界の企業を変えた140文字の会話メディア
ビジネス・ツイッター 世界の企業を変えた140文字の会話メディア
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シェル・イスラエル
日経BP社
売り上げランキング: 1007
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おすすめ度の平均: 
twitterは、2007年にマイクロブログと呼ばれるサービスが流行った時から面白そうだなぁと思っていました。
その当時、マイクロブログはtumblrとtwitterというサービスが競争しており、「リブログ」という言葉を生み出したtumblrの方が面白そうだなぁと思ってそちらを使い始めました。
その当時を思い出すと、スマートフォンを持っている人が現在程多くなかったので、"PCの前で1日座ってコーディングしている"IT系のエンジニアのみが、そのようなサービスを使っていました。
それ以外の人には、BLOGに比べて差別化出来ておらず、なぜ140文字なのか、全く理解されなかったと思います。
それからITを取り巻く環境が変わり、twitterに成長する機会が訪れ、今のような爆発的な人気になっていると思います。たのしいですよね、twitter。
さて、そのような流れでこの本を読んだのですが、twitterを取り巻く環境とか、雰囲気というものがいわゆるオールドエコノミー的な感覚と全く違うものだという事が分かります。
私は2004年からBLOGを初めて、こういう雰囲気に結構馴染みがある方だと思うのですが、twitterでさらにその流れが加速されていると思いました。
エントリする回数で比べると、BLOGが1回/日とすると、twitterは1回/時間という違いだと思います。
ICT系の人間ならばこういう雰囲気をダイレクトに感じながら生活しないと、オールドICT系の人間になってしまいそうですね。
気になった部分。
Twitterの世界では「個人アカウント>ロゴアカウント」。ロゴアカウントとは企業のコミュニケーションツールとしての匿名のアカウントのこと。確かに、個人というのがスゴく大切なキーワードなのだと感じます。
「ツイッターを使っていなかったら「感度の低い連中」ということで評価が下っていたでしょう。」
by ロス・キンバロフスキ@crowdspring.com
オールドエコノミーの人間も、「感度」が低くなったら先は短いですよね。
常識なんてものは、くそ食らえだ。起業家たちは、もう長らく常識というものを無視し続けている。こうしたことを続けることによって、時代を乗り越える企業を生み出すことができるのだと思う。
そういう気持ちで起業機会を探したいと思っています。常識なんてものは、くそ食らえです。
2010年4月26日月曜日
読書日記 2010-028 [★★★☆☆]チームマネジメント
チームマネジメント 日経文庫B77
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古川 久敬
日本経済新聞社
売り上げランキング: 144130
日本経済新聞社
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おすすめ度の平均: 
QBSの授業では「戦略的人的資源管理」の古川先生が2004年に出版された本です。
「やる気があれば何でもできる」的なチームのマネジメントではないチームマネジメントの方法が、すっきりとまとめられていました。
私の理解では、このような流れです。
①チームを作る前にやること
②チームの課題の設定
③チームを運営する際にチェックするポイント
④モチベーションの問題
⑤メンバのコンピテンシーをどう伸ばすか
⑥リーダーとは
「相互充足性原理」という言葉は出ていませんでしたが、内容は書かれていました。
チームの内外から分かりやすく、計測し易い評価基準をどれくらいうまく設定できるかがリーダーの力量だと思います。そう考えると「交渉」の方法論に似ている気がします。
2010年4月18日日曜日
読書日記 2010-027 [★★★★★]20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
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ティナ・シーリグ
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 6
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 6
おすすめ度の平均: 
出だしからこのペースです。
いま、手元に五ドルあります。二時間でできるだけ増やせと言われたら、皆さんはどうしますか。
著者のTina Seeligさんは、スタンフォード大のアントレプレナー・センター、スタンフォード・テクノロジー・ベンチャー・プログラムのエグゼクティブ・ディレクター。そこで、アントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当とのこと。
アントレプレナーとはこういうことかというのがしっくりと分かりました。
本の中でも紹介されていたimagin it!というプロジェクトのビデオの中にも出演されていますが、話し方がとてもとてもパワフルで魅力的な方でした。
いつかお会いしたい人の一人になりました。
ビデオ見てみようっと。
2010年4月17日土曜日
読書日記 2010-026 [★★★★☆]一勝九敗
柳井 正
新潮社
売り上げランキング: 5041
新潮社
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おすすめ度の平均: 
一冊で柳井ファンになってしまうくらい柳井氏の魅力がつまった本です。
ファーストリテーリング創業から2003年までの歴史と、どのような思いで経営が行われてきたかが描かれています。
経営計画、人材、情報システム、新規店舗開発、上場、マーケティング、品質管理、経営理念、組織論、世代交代など、経営に関わる各種の項目が、柳井氏なりの目線で、柳井氏の方法として説明されています。
全部が全部、どの業界にも通用するわけではないですし、正解でもないのですけれど、勉強になりました。
すべてマニュアルで判断するのではなく、マニュアルにないことに直面した場合、まず「良識」で判断すべきなのだ。マニュアルは原則を書いたもので、本来、仕事の最低基準ラインの底上げのためにある。
ファーストは即断即決という意味。間違ったり失敗してもいいから、早く判断して早く実践すべきだと思っている。
オール・ベター・チェンジ(ABC)改革。
魅力ある人です。
2010年4月15日木曜日
読書日記 2010-025 [★★★★★]ハイテク・スタートアップの経営戦略
ハイテク・スタートアップの経営戦略
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田路 則子 露木 恵美子
東洋経済新報社
売り上げランキング: 29473
東洋経済新報社
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QBSのIgarashi先生の本です。
アメリカ、台湾、日本のスタートアップを取り巻く環境と、ハイテクスタートアップ13社の事例を紹介した本です。
バイオ、半導体、ICT業界を取り上げています。
バイオは馴染みが無い分野なので勉強になりました。
ただ、サイエンス・リンケージが高く、極端に大きな投資が必要になるので、頭の体操にはなりましたが参考になることはちょっと少なかったです。
さて、気になったところです。
理工系出身でMBA保持者という経営幹部候補として理想的な学歴
本当に仕事ができるかどうかと学歴はほとんど関係ないですが、投資を受けることができる可能性は大きくなります。
私の「工学博士」も名刺交換の時の話題にはできるので、役に立ってます。
急成長を志向するハイテク・スタートアップの例に違わず、バンゴーにおけるマネジメントチームも、過去の同業種での経験があるエキスパートを起用しているところに特徴がある
マネジメントチームと過去の経験。必要です。
それに対して、日本の起業家像はこんな感じです。
平均的起業家像は、大学の理系学部を卒業し、大手企業で製品開発に20年従事し、平均42歳で最初の起業を行う。しかも、経営は単独で行う傾向が強く、米国流のマネジメントチームを持たないというものであった
何だがイメージできます。
「自分の好きな研究開発に集中できる場所」を作り出すことを起業の目的とする傾向が強い
まさにイメージできます。
自分ではローリスク・ローリターンのつもりでも、逆にリスクを高める原因になっているのは会社をつぶすときに気づくのだと思います。
技術者出身の経営者がしばしば陥りがちな罠、つまり、技術蓄積に注力して自社製品を育ててNIH (Not Invented Here:ここで開発されたものではない)症候群を引き起こす
私は技術者なので、特に気をつけるべし!です。
①創業期からのグローバル展開
②柔軟なキャリアパス
③出口戦略の多様性
今後はこの3つに注意します。
2010年4月12日月曜日
読書日記 2010-024 [★★★★☆]ハーバード・ビジネス式 マネジメント - 最初の90日で成果を出す技術
ハーバード・ビジネス式 マネジメント - 最初の90日で成果を出す技術
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マイケル・ワトキンス
アスペクト
売り上げランキング: 117069
アスペクト
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おすすめ度の平均: 
新年度で会社内での役割も微妙に変わりました。
今年度の自分自身の会社内でのテーマは「マネジメント力」なので、早速良さそうな本を読みました。
この本は、「リーダーが移行期をスムーズに乗り切れるよう、体系的なフレームワーク」を提供してくれます。
なのですが、よくよく読んでいくと、特に「移行期」だけのフレームではなく、一般的なマネジメントに関するフレームでした。
常に新しい状況に自分が置かれていると考え、常に90日で結果をだすのだという意識自体がリーダーに必要なのだと思います。
私の弱い面を体系的に見直すことができて、とても良い本でした。
2010年4月7日水曜日
読書日記 2010-023 [★☆☆☆☆]クラウド時代と<クール革命>
クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21)
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角川 歴彦
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 534
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おすすめ度の平均: 
「フリー」にならって発売前に、無料で中身を全部見ることができました。期間限定。その後、売れているのでしょうか?
「フリー」が大胆な無料戦略で成功したと話題になりましたが、結局は無料であろうが、有料であろうが中身次第というのが、消費者の本心だと思います。
なんでも低価格化と話題になりますが、本当は価格自体の重要度が無くなってきているだけではないでしょうか。
それにしても、タイトルの中に”<”や”>”を使うというのは、htmlを意識していない証拠で、IT的にどうなんでしょうか。誰か注意してくれなかったのでしょうか。
2010年4月6日火曜日
読書日記 2010-022 [★★★★☆]ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
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ジェームズ・C. コリンズ
日経BP社
売り上げランキング: 1201
日経BP社
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おすすめ度の平均: 
何度も読み返したい本の一冊です。
第五水準の指導者は成功を収めたときは窓の外を見て、成功をもたらした要因を見つけ出す。結果が悪かったときは鏡を見て、自分に責任があると考える
「窓」と「鏡」。
飛躍した企業は、最高の人材を最高の機会の追及にあてており、最大の問題の解決にはあてていない。比較対象企業はその逆の行動をとる傾向があり、問題を解決しても無難になるだけで、偉大になるには機会を追求するしか道がない事実を認識できていない。
わが社は。。。
どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。そして同時に、それがどんなものであれ、自分がおかれている現実の中でもっとも厳しい事実を直視しなければならない。
「ストックデールの逆説」。私は前者が苦手です。
コッテージ・チーズを洗う
1つを選べといわれたら、この言葉とエピソードが一番好きでした。
たしかに技術は重要だ。<略>しかし、技術そのものが偉大な企業への飛躍や偉大な企業の没落の主因になることはない
技術屋としては、耳が痛い言葉です。
偉大さの永続のためには基本的価値観が不可欠だが、基本的価値観がどのようなものなのかは特に重要ではないように思えるのだ
著者も意外と書いていましたが、意外な結果でした。
悪いBHAGは虚勢によって設定されたものであり、良いBHAGは理解によって設定されたものである
わが社は。。。2
ビジネスでも人生でも、完全な失敗以外でもっとも危険なのは、成功を収めているが、なぜ成功したのかが分かっていない状態だ。
ビジネスで成功したい!と強く思って行動しています。
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