2010年4月30日金曜日

読書日記 2010-029 [★★★★☆]ビジネス・ツイッター 世界の企業を変えた140文字の会話メディア

ビジネス・ツイッター 世界の企業を変えた140文字の会話メディア
シェル・イスラエル
日経BP社
売り上げランキング: 1007
おすすめ度の平均: 4.5
4 つぶやきを聞いてくれる人たち。。。
5 twitterへの印象が変わる
5 最近始めた人への応援歌。
4 TwitterのHowではなくWhatが分かる
5 Twitter関連事例の背景から真髄が理解できる一冊


twitterは、2007年にマイクロブログと呼ばれるサービスが流行った時から面白そうだなぁと思っていました。
その当時、マイクロブログはtumblrとtwitterというサービスが競争しており、「リブログ」という言葉を生み出したtumblrの方が面白そうだなぁと思ってそちらを使い始めました。
その当時を思い出すと、スマートフォンを持っている人が現在程多くなかったので、"PCの前で1日座ってコーディングしている"IT系のエンジニアのみが、そのようなサービスを使っていました。
それ以外の人には、BLOGに比べて差別化出来ておらず、なぜ140文字なのか、全く理解されなかったと思います。
それからITを取り巻く環境が変わり、twitterに成長する機会が訪れ、今のような爆発的な人気になっていると思います。たのしいですよね、twitter。

さて、そのような流れでこの本を読んだのですが、twitterを取り巻く環境とか、雰囲気というものがいわゆるオールドエコノミー的な感覚と全く違うものだという事が分かります。
私は2004年からBLOGを初めて、こういう雰囲気に結構馴染みがある方だと思うのですが、twitterでさらにその流れが加速されていると思いました。
エントリする回数で比べると、BLOGが1回/日とすると、twitterは1回/時間という違いだと思います。
ICT系の人間ならばこういう雰囲気をダイレクトに感じながら生活しないと、オールドICT系の人間になってしまいそうですね。

気になった部分。

Twitterの世界では「個人アカウント>ロゴアカウント」。ロゴアカウントとは企業のコミュニケーションツールとしての匿名のアカウントのこと。確かに、個人というのがスゴく大切なキーワードなのだと感じます。

「ツイッターを使っていなかったら「感度の低い連中」ということで評価が下っていたでしょう。」


by ロス・キンバロフスキ@crowdspring.com

オールドエコノミーの人間も、「感度」が低くなったら先は短いですよね。

常識なんてものは、くそ食らえだ。起業家たちは、もう長らく常識というものを無視し続けている。こうしたことを続けることによって、時代を乗り越える企業を生み出すことができるのだと思う。


そういう気持ちで起業機会を探したいと思っています。常識なんてものは、くそ食らえです。

2010年4月26日月曜日

読書日記 2010-028 [★★★☆☆]チームマネジメント

チームマネジメント 日経文庫B77
古川 久敬
日本経済新聞社
売り上げランキング: 144130
おすすめ度の平均: 3.5
3 まさに研修テキスト
4 時間と労力をかける「覚悟」が必要なのかも
3 理論先行
1 臨床的でもなく理論的でもなく。学者センセイの「思い付き」です
4 ほおお


QBSの授業では「戦略的人的資源管理」の古川先生が2004年に出版された本です。

「やる気があれば何でもできる」的なチームのマネジメントではないチームマネジメントの方法が、すっきりとまとめられていました。
私の理解では、このような流れです。

①チームを作る前にやること
②チームの課題の設定
③チームを運営する際にチェックするポイント
④モチベーションの問題
⑤メンバのコンピテンシーをどう伸ばすか
⑥リーダーとは

「相互充足性原理」という言葉は出ていませんでしたが、内容は書かれていました。

チームの内外から分かりやすく、計測し易い評価基準をどれくらいうまく設定できるかがリーダーの力量だと思います。そう考えると「交渉」の方法論に似ている気がします。

2010年4月18日日曜日

読書日記 2010-027 [★★★★★]20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
ティナ・シーリグ
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 6
おすすめ度の平均: 5.0
5 ワクワクさせてくれる本、実践しなきゃ。
5 のっけから驚かされ、考えさせられる
5 自ら作ってしまっていた限界を可視化させてくれる
5 リスクをとること、失敗することが何故必要かを教えてくれる
5 日本では諸刃の剣になることも肝に銘じて読む必要もあります


出だしからこのペースです。

いま、手元に五ドルあります。二時間でできるだけ増やせと言われたら、皆さんはどうしますか。


著者のTina Seeligさんは、スタンフォード大のアントレプレナー・センター、スタンフォード・テクノロジー・ベンチャー・プログラムのエグゼクティブ・ディレクター。そこで、アントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当とのこと。

アントレプレナーとはこういうことかというのがしっくりと分かりました。

本の中でも紹介されていたimagin it!というプロジェクトのビデオの中にも出演されていますが、話し方がとてもとてもパワフルで魅力的な方でした。
いつかお会いしたい人の一人になりました。

ビデオ見てみようっと。








video platform
video management
video solutions
video player

2010年4月17日土曜日

読書日記 2010-026 [★★★★☆]一勝九敗

一勝九敗
一勝九敗
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柳井 正
新潮社
売り上げランキング: 5041
おすすめ度の平均: 4.5
5 実践経営・マネジメント書として、とても満足
5 ほとんど成功しないと言いきれる思い
4 機能という名の打ち出の小槌
4 大切なのは「失敗の質」
5 ユニクロの成長力を知る。


一冊で柳井ファンになってしまうくらい柳井氏の魅力がつまった本です。
ファーストリテーリング創業から2003年までの歴史と、どのような思いで経営が行われてきたかが描かれています。

経営計画、人材、情報システム、新規店舗開発、上場、マーケティング、品質管理、経営理念、組織論、世代交代など、経営に関わる各種の項目が、柳井氏なりの目線で、柳井氏の方法として説明されています。
全部が全部、どの業界にも通用するわけではないですし、正解でもないのですけれど、勉強になりました。

すべてマニュアルで判断するのではなく、マニュアルにないことに直面した場合、まず「良識」で判断すべきなのだ。マニュアルは原則を書いたもので、本来、仕事の最低基準ラインの底上げのためにある。


ファーストは即断即決という意味。間違ったり失敗してもいいから、早く判断して早く実践すべきだと思っている。


オール・ベター・チェンジ(ABC)改革。


魅力ある人です。

2010年4月15日木曜日

読書日記 2010-025 [★★★★★]ハイテク・スタートアップの経営戦略

ハイテク・スタートアップの経営戦略
田路 則子 露木 恵美子
東洋経済新報社
売り上げランキング: 29473


QBSのIgarashi先生の本です。

アメリカ、台湾、日本のスタートアップを取り巻く環境と、ハイテクスタートアップ13社の事例を紹介した本です。
バイオ、半導体、ICT業界を取り上げています。

バイオは馴染みが無い分野なので勉強になりました。
ただ、サイエンス・リンケージが高く、極端に大きな投資が必要になるので、頭の体操にはなりましたが参考になることはちょっと少なかったです。

さて、気になったところです。

理工系出身でMBA保持者という経営幹部候補として理想的な学歴


本当に仕事ができるかどうかと学歴はほとんど関係ないですが、投資を受けることができる可能性は大きくなります。
私の「工学博士」も名刺交換の時の話題にはできるので、役に立ってます。

急成長を志向するハイテク・スタートアップの例に違わず、バンゴーにおけるマネジメントチームも、過去の同業種での経験があるエキスパートを起用しているところに特徴がある


マネジメントチームと過去の経験。必要です。
それに対して、日本の起業家像はこんな感じです。

平均的起業家像は、大学の理系学部を卒業し、大手企業で製品開発に20年従事し、平均42歳で最初の起業を行う。しかも、経営は単独で行う傾向が強く、米国流のマネジメントチームを持たないというものであった


何だがイメージできます。

「自分の好きな研究開発に集中できる場所」を作り出すことを起業の目的とする傾向が強い


まさにイメージできます。
自分ではローリスク・ローリターンのつもりでも、逆にリスクを高める原因になっているのは会社をつぶすときに気づくのだと思います。

技術者出身の経営者がしばしば陥りがちな罠、つまり、技術蓄積に注力して自社製品を育ててNIH (Not Invented Here:ここで開発されたものではない)症候群を引き起こす


私は技術者なので、特に気をつけるべし!です。

①創業期からのグローバル展開
②柔軟なキャリアパス
③出口戦略の多様性


今後はこの3つに注意します。